
まだまだやりたいことがいっぱい。神山スピリットで挑戦を続けます!
――経営されているレストランについて教えてください。
麻衣子さん:記念日に利用してくださるお客様が多く、料理も器の演出もとても喜んでいただいています。人生に彩りを添えることができる、素敵な仕事だと思っています。
――おふたりが料理と沖縄を選んだ経緯は?
麻衣子さん:私は法学部法律学科を卒業した後、実家に戻り父が経営する産婦人科医院に就職し、6年間、調理担当として入院食を作っていました。患者さんが「美味しい」と喜んでくれたり感謝のお手紙をくださったりしたので、「食」の仕事に対するやりがいが強まりました。そして、2003年に結婚してすぐに沖縄に移住したんです。しかし、この時は準備不足だったので一度私の実家に戻り、お金を貯めてフランスへ。帰国後に二度目の移住を果たしました。
健一さん:沖縄を選んだのは、好きな場所に住みたいという思いが強かったから。妻と一緒に初めて沖縄に来たのは大学のクラブの夏合宿でした。その頃から沖縄が好きですね。
麻衣子さん:若い頃から「人生は短いぞ。好きなことをやるべきだ!」と思っていたので、私も希望しました。
――どのような学生時代を過ごしましたか?
健一さん:英語だけでなく、外国の文化や日本の教養を幅広く学びたいと思い京都産業大学を選びました。父がアルゼンチンで仕事をしていた関係で興味があったスペイン語会話クラブに入り、妻と知り合いました。
麻衣子さん:京都の文化や歴史に憧れがあり、京都産業大学に進学しました。当時は将来の職業までは考えられていなかったので、法学部を選びました。法律はいろいろな問題を解決したり秩序を正したりなど、生活に根ざした学問なので、将来どんな道に進んでも役に立つときが来るだろうと思ったからです。入学当時はコミュニケーションが苦手だったのですが、友人に誘われて行ったスペイン語会話クラブが楽しくて、そのまま入部し4年間過ごしました。
健一さん:私も妻も、3年生までクラブ活動やアルバイトを頑張ってしまって。4年生になって単位を計算したらギリギリで焦りました。4年生は真面目にたくさん履修しましたね。今でも単位の夢を見ます(笑)。
麻衣子さん:私もよく見ます!夢の中では卒業できるように先生に相談しようと走り回っています(笑)。勉強だけでなく、たくさんの経験ができた4年間でした。
――大学時代の学びが生きているなと思うことはありますか?
健一さん:当時の柏学長がよくおっしゃっていた「骨太であれよ」という言葉も心に残っています。常に、そうなれるように努力しています。
――レストラン経営以外にも力を入れている取り組みがあるそうですね。
健一さん:地産地消の推奨として、2カ月に1回NHK沖縄の番組内で、沖縄の食材で誰でも簡単に作れるフランス料理のレシピ紹介をしています。また、食育も大切だと考えているので、小学校で子どもたちに食の楽しさや大切さを伝える「味覚の授業」というボランティア活動に参加しています。NHKの番組は2010年から続けているので、街角で「いつも楽しみにしているよ!」などと声をかけられることもあります。「味覚の授業」では、五味五感を教えるのですが、素直で純粋な反応が返ってきますので、メニューのヒントにつながることもあります。これからも食にまつわる地域貢献活動を通して多くの人たちと交流しながら、地元に愛される料理を提供していきたいと思います。
――最後に、同窓生の皆さんへメッセージをお願いします。
麻衣子さん:今年度の京都産業大学沖縄県支部の総会&懇親会は、初めてうちのレストランで開催していただきました。私達も参加し、80代60代の先輩方と一緒に、とても楽しく有意義な時間を過ごしました。今後も、沖縄支部の会員を増やし、盛り上げていきたいと思います。
健一さん:初めてお会いする方ばかりでしたが、共通の話題で盛り上がり、世代を超えてすぐに打ち解けることができました。同窓生とは不思議なものですね。全国の皆さんも、ぜひ支部会に参加してみてください。素敵な出会いやご縁があると思います。