※以下「同窓会報」(2024年9月発行)より転載
おもしろうてやがて深まる神山の絆かな
岐阜県支部は令和5年度(R5年9月16日)支部総会・懇親会の舞台を<ぎふ長良川の鵜飼>にしました。総会を格子のある川原町界隈の一画、町屋雰囲気のカフェで開催し終了後、観覧船乗り場へ。そこでは伝統の鵜匠装束に身を包んだ鵜匠さんによる鵜飼い説明を聞いた後、長良川に浮かぶ貸切り鵜飼舟「京産丸」へ乗込んだ。鵜飼舟が懇親会場と化したわけで、三味線伴奏に舞いを披露の芸妓さんも登場し「舟遊び」を楽しみながら、特製の鵜飼京産弁当を眼と舌で味わった。やがて暗闇に包まれた長良川の川風を浴びながら、燃え盛る篝火が灯る舟から鵜匠がヒモでつながれた鵜を自在に操りながら鮎を狩る姿に接し、それはまるで古典絵巻を見ているようです。1300年の歴史を持つ<ぎふ長良川の鵜飼>を芭蕉は「おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな」と詠み、喜劇王チャールズ・チャップリンは「wonderful」を連呼、鵜匠を「アーティスト」と呼び、歌手五木ひろしは<水にきらめくかがり火は心まかせの鵜飼舟」と「長良川艶歌」で歌った。京産丸からは「素晴らしい、最高!」の感嘆の声が漏れ、あらためて同窓会活動は「おもしろうてやがて深まる神山の絆かな」気分で、取り組みたい気持ちにかられました。
(作成日:2024年5月29日)