鳥取県倉吉市に鳥取短期大学という短大があります。京都産業大学(以下、大学)と深いかかわりがあるので少しその話をしようと思います。大学は昭和40年に創立されました。初代学長のちに総長になられたのが荒木俊馬先生です。裏方で支えとなられたのが小野良介氏(2代目理事長)です。二人三脚で創設されたと山田修平氏から聞かせて頂きました。
昭和46年鳥取女子短期大学が鳥取県倉吉市に創立されました。小野良介氏の奥様が倉吉市の出身との縁から、地元学校関係者、社会団体、経済団体の要請を受けて小野良介氏が創設されました。この折、荒木総長より学章としてシグナス(白鳥座)が贈られました。また、短大の学歌は團伊玖磨氏の作詞・作曲です。ご存じのように大学の学歌は作詞荒木俊馬先生・作曲作詞團伊玖磨氏です。短大創設間もないころ、荒木俊馬先生の長男雄豪先生が短大の教員として赴任されています。
鳥取女子短期大学は平成13年、男女共学になり鳥取短期大学と名称を変更しました。
その後、平成27年には同じ敷地内に鳥取看護大学が設立されました。
そして平成28年10月7日には、京都産業大学、鳥取看護大学、鳥取短期大学及び鳥取県の連携に関する包括協定書を締結しています。
京都産業大学同窓会鳥取県支部の役員会等(昨年は支部総会に代わる役員総会も)を鳥取短期大学の施設を無料で借りて実施できているのもこの協定によるものです。
山田修平氏について
昭和40年京都産業大学第1期生として経済学部に入学。大学院修士課程、博士課程、アメリカ留学を経て、昭和54年小野理事長の誘いで短大に赴任。平成14年から平成28年まで鳥取短期大学学長、平成22年からは理事長兼務。この間大学の評議員を務める。平成28年からは理事長専任。令和2年度には学校法人京都産業大学「サギタリウス基金」卒業生顕彰「サギタリウス賞」を受賞しておられます。大学の同窓会鳥取県支部顧問を引受けて頂いています。この原稿を書くにあたって多くの助言と協力を頂きました。