※以下「同窓会報」(2024年9月発行)より転載
台湾と甲子園
私たち台北支部は設立から今年で10周年となります。駐在員が多く、入れ替わりが激しいのですが、異国で生活しているため、支部員の交流の場としての支部懇親会のほか、サイクリング部、ハイキング部、ゴルフ部などの活動を随時行なっています。新型コロナウイルスの影響により長らく活動を中止していましたが、昨年2月に「3年ぶりの食事会」を開催。2023年度は2ケ月に1回ペース、6回の食事会を開催、ようやくコロナ前の状態に戻りましたことを大変嬉しく思っています。
さて、昨年は侍ジャパンの優勝、関西は阪神、オリックスの優勝で盛り上がりましたが、台湾も野球は人気のスポーツ、昨年12月にオープンした台北大巨蛋(台北ドーム)のこけら落としでは世界のホームラン王、王貞治さんが始球式を務めていました。毎年甲子園球場で開催される高校野球を楽しみにしている方も多いかと思いますが、今から93年前の1931年(昭和6年)、日本統治時代の台湾から嘉義農林学校が全国高等学校野球選手権大会の前身「全国中等学校優勝野球大会」に出場、準優勝を果たしています。チームを率いたのは名門、松山商業学校(現松山商業高校)出身の近藤兵太郎監督です。ご興味のある方は映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」をご覧になられてはいかがでしょうか。
(作成日:2024年5月23日)