(※コメントは、2018年9月発行の同窓会報の内容を転載しています)
ど真ん中
老いつつある方、また老いてしまわれた方の同窓会の写真、皆さん集まって下さって誠にめでたい。現役をもうすぐ終える方も、リタイヤした方も年齢を重ねて昔を懐かしむ機会が増えて来たようだ。大学の同窓会役員、また大学責任者の方々の現状報告を聞き、写真の中の彼らは何を思うのだろう。幾年か前にNHKで「鶴瓶の家族に乾杯」という番組の中で大学の内部が映っていた。様変わりした大学は、すごく発展したのだなと思う反面、懐かしさなどは映像の中には微塵もなかった。青春時代を過ごしたあの坂道や多分古くなった校舎などはあるのだろうか。「青春ど真ん中」の時代の燃えたぎる思いや夢は映像と一緒でどこか遠くへ行ってしまったのだろうか ? 卒業してからは高知で過ごしてきた。仕事で精一杯だった日々、子育てに追われて振り向くことも出来ず前進あるのみの日々過ぎ去ればひと瞬きのごとくである。ただこの会がじじい、ばばあの集まりでは「まだ生きちょったかよ」の挨拶のみの会となりそうで何ともむなしい。そこで「儂のおまんの特技」を特集してみてはどうだろう。高知発信の「老人ど真ん中」、高知県の高齢化人口の縮図と同じく高齢化の進む同窓会高知県支部、“もうひと花咲かせの花咲じじい”となりてパッと散っていくのも面白いかもしれない。ご賛同頂ければ取材に広報に務めさせていただきますぜよ !