会うだけが「顔を合わせる機会」ではない !
2021年11月に、石川県支部総会を3年ぶりに開催いたしました。コロナウイルスの状況は2年前から全く変わりませんでしたが、同窓生が顔を合わす機会が無くなることを危機的と考え、どんな状況でも「今年は絶対やるぞ!」と、年度初めから当支部役員みんなと心に決めて、結果、会場・オンラインを併用するハイブリッド形態にて総会開催致しました。参加者は、会場25名、オンライン21名の46名とコロナ前と変わらない規模となり盛況でありました。
4月に決断してから開催まで、各方面から「人が集まる企画はNG」「懇親会のない集会なんて人は来ない」など否定的な意見がほとんどでした。しかし、それらを鵜呑みにして「落ち着いたらしましょう。」とただ何もしないでいたら、さらに団体の弱体化をもたらすだけだと考えました。いつまでも外部環境には負けてはいられません!現状にちゃんと立ち向かい、どんな方法なら開催できるのかを考え抜き挑戦していくのが支部役員の役目であり、それこそが神山スピリットではないでしょうか。
併用開催で重要視したのは、会場の感染対策はもちろん、オンライン利用だからこそ可能にすることでした。今回は、コロナ禍により接する機会がなかった黒坂学長に京都からオンラインにて講演を頂きました。モニターを介して、会場とオンラインみんなが会話できるようにすることで意見が活発になりました。久しぶりに同窓生の楽しそうで生き生きとした姿をみられた貴重な「顔を合わせる機会」となりました。
私達は、今回試みた開催方法だったからこそ出会えた初参加の同窓生からのニーズや、この経験から沢山学べた同窓会活動の在り方を生かし、これからもより一層、どんな状況でも、どんな世代の同窓生でも楽しめる会にしてまいります。
(作成日:2022年5月29日)
※「同窓会報」(2022年9月発行)より転載