コロナに負けるな !
コロナ禍が続く中で、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。思うような行動ができない状況で、さぞもどかしい毎日を送っていらっしゃることと思います。ワクチンの接種もなかなか進まず、外出も控えている方も多いと察します。今年は桜の花も開花が大幅に早まりましたが、花見もできず桜の花も寂しげにひっそり咲いているように見えました。
仕事においても出張はほぼない状況で、リモートといった新しい言葉も生まれ、もっぱらZoom会議が主流の時代になりました。そんな中、昔はよく本を読む習慣がありましたが、仕事をするようになってからはだいぶ少なくなっていましたが、ここ最近は昔の本を取り出して読むことが多くなりました。
そうした中で割とよく読んだのは、宮沢賢治の作品です。「銀河鉄道の夜」は一度読んだだけでは到底理解できず、そのうえどんな解釈もできる不思議な世界です。「雨ニモマケズ」はこれまで災害や苦難の時期にたくさんの人々に読み返されてきたときいております。絆、支え合い、助け合い、自己犠牲といった私たち日本人の心に宿る「原風景」が多くの人々を励ましているのではないでしょうか。
こんな時期ではありますが、普段の生活に追われてきた生活をふと立ち止まって考えるよい機会でもあります。青森県では昨年に比べ、ここ最近は感染者が増え続けています。ウイルスを徹底して減らすことが感染防止に役立つと言われています。マスク、手洗い、除菌、換気を徹底して困難な時代をのりきって行きましょう。
(作成日:2021年5月27日)
※「同窓会報」(2021年9月発行)より転載