コラム

輝く卒業生

医療を支える機器を患者様のもとへ。営業職の基礎は学生時代に培われました。

学びと実践を続けた大学での4年間。毎日が楽しかったです。

患者様の声が、私の原動力

――現在のお仕事について教えてください。

 ヘルスケア事業をグローバルに展開するシーメンスヘルスケア株式会社で営業職として、MRIやCTなどの大型医療機器を病院へ提案しています。私が大切にしているのは、シーメンスの価値観でもある「Listen First(耳を傾ける)」です。
お客様との対話を通して、お客様が抱えるNeedsとWantsを理解し、その本質を見極めることを意識しています。また、一人で抱え込まず、経験不足を言い訳にせず、周囲の知恵を借りながら最善の提案を考えることも大切にしています。大変なことも多いですが、患者様から「検査時間が短くなった」「安心して検査を受けられた」といった声を伺うと、この仕事を選んでよかったと感じます。医療を通じて地域社会に貢献できることが、大きなやりがいです。

――医療機器業界へ進むことになったきっかけは何でしたか?

 大学2年生から就職活動を始め、当時は航空業界一本で考えていました。しかし、1年間インターンシップや業界研究を重ねる中で、「0から1を生み出す」「自分にしかできない価値を生み出す」という自分の就職活動の軸とは少し違うのではないかと感じ、一度就職活動を仕切り直すことにしました。そのとき、ふとシーメンスのことを思い出したのがきっかけです。高校時代、私は足首に大きな怪我を負い、何度もMRIやCT検査を受けました。原因が分からない時期もありましたが、シーメンス製MRIによって原因が判明し、適切な治療につながりました。改めて調べてみると、シーメンスはドイツで創業したグローバル企業であり、そのMissionやPurposeにも強く共感しました。さらに、ドイツ語の授業を履修し、実際にドイツを訪れて社員の方のお話を伺う中で、「常に新しいことへ挑戦できる会社」だと実感しました。自分も医療の早期発見・早期治療に貢献し、多くの患者様へより良い医療を届ける仕事がしたいと思い、入社を決意しました。

授業で学んだことを実践する日々

――なぜ京都産業大学を選ばれたのでしょうか?

 実は父も京都産業大学の卒業生で、以前から馴染みがありました。加えて、小さい頃から海外の方と接する機会が多く、高校生の頃には「日本と海外をつなぐ仕事がしたい」「グローバルな環境で働きたい」と考えるようになりました。当時は商社で働くことにも興味があり、そのためには経営の知識を身につけたいと思っていました。父にも相談し、経営学を学べる京都産業大学への進学を決めました。

――大学で学んだことが、現在のお仕事に活かされていると感じることはありますか?

 経営学部で学んだことは、今の仕事でも本当に役立っています。学生時代はブランドショップで販売のアルバイトをしていましたが、授業で学んだブランド論やマーケティングを実際の売場で実践していました。机上で学ぶだけでなく、実践を通して試行錯誤を重ねた結果、店舗売上を3倍近くまで引き上げることができました。現在の営業活動の考え方や提案の進め方は、学生時代に培われたものだと思っています。また、当時在籍していた中井透先生のゼミでは、ビジネスモデルについて深く学びました。物事を多角的に考える力や課題を整理する力は、今の仕事にも直結していると感じています。中井先生がゼミ生を集めて、宝塚歌劇や野球観戦に連れて行ってくださったことも、今でも印象に残っている大切な思い出です。

――内藤さんにとって、京都産業大学での4年間はどんな学生生活でしたか?

 毎日勉強して、授業で学んだことをアルバイトで実践する。その繰り返しが本当に楽しい学生生活でした。経営学部の先生方には、企業での実務経験を経て教壇に立たれている方や、企業から出向されている方が多く、実際の事例を交えながら教えていただきました。相談にも親身に乗っていただき、京都産業大学で過ごした4年間が、今の自分の土台を築いてくれたと感じています。本当に多くの学びをいただき、感謝してもしきれません。

多くの人の可能性を広げられるリーダーになりたい

――現在の内藤さんの夢を教えてください。

 今は個人の成果だけではなく、組織の成果にも興味があり「多くの人の可能性を広げられるリーダーになりたい」と思っています。自分だけが成果をあげるのではなく、誰もが勇気を持って1歩を踏み出せる環境を自分の手で作っていきたいです。今は社内で次世代コミュニティを立ち上げて、各国のリーダーと「どうすれば会社がもっと魅力的になるか」というディスカッションを頻繁にしています。周りを巻き込みながら、チームで成果を出していくことにとてもやりがいを感じています。全ては関わってくれている皆様のおかげで心から感謝しています。

――最後に、同窓生の皆さんへメッセージをお願いします。

 物事がうまくいかないとき、「周りにどう思われるだろう」と考え込んでしまうこともあると思います。そんなとき、私がいつも自分に言い聞かせているのが「勝手に腐らない」という言葉です。小さなことでもいいので、まずは勇気を持って一歩踏み出してみてください。その一歩が、新しい出会いや成長につながります。
私自身も「逃げるな・腐るな・諦めるな!」を合言葉に挑戦を続けてきました。でも、ここまで来られたのは決して一人の力ではありません。その挑戦を支えてくださった多くの方々との出会いが、今の私をつくってくれました。
挑戦する勇気と、支えてくださる方への感謝を大切にしながら、自分らしい人生を歩んでいただけたら嬉しいです。皆さんらしい挑戦を、心から応援しています。